先日ブログで、ブランドに対する思いや、コンセプトについては
後日!!と話していたのでその続きを。
And Curtain Callの秋冬のテーマは”white road”
私が一番好きな花はすずらんで、小さくても強くて可憐なところ
コロンとしたシルエット。華やかさはないけれど、涙のように
こぼれ落ちそうな白い花たちを愛らしく思います。
その”すずらん”で埋め尽くされた道をイメージしてお洋服を作りました。
一瞬雪に見えるのだけど、実はすべてすずらんだったという...
私が服を作るときに最近考えているのは
スウィートで、クラシカルでありながらモード。
大人になっても可愛いを恥ずかしがらないで欲しくて
大人になっても着れる、大人になったからこそ着れる可愛いを提案したいと思います。
私はアンティーク屋を経営する両親の元、育った経験から
古いもの、手仕事、時代を感じるクラシカルなものに
心惹かれるので、それはいつになってもデザインに生かしたいと
思っています。
私も絵は描くことは出来るのだけど、より繊細で、テクニカルな表現をしていきたいのでテキスタイルや刺繍はすべて青木計さんによるもの。決してガーリーな世界を持った人ではないけれど
彼の描く線が現代でのクラシカルにマッチして服の完成度がどんどん上がっていけばいいと思っています。
あとは年々モードな気分にあるので、それは服にも反映していこうと思っていて、
シンプルな形にテキスタイル、無地のときは凝ったディティールに拘っています。
いつもに増して、ひとつひとつのお洋服に関して構想する時間が長くなってきているかも...生地から作るとなおさら。
模様のバランスだったり、色だったり、土台となる生地だったり、ボタン、丈、
糸....初期段階の構想は早いけれど、そこから実現させていくために細かなディティールを考えていくのはパズルを埋める作業。
全部のパズルが埋まったときの達成感や楽しみがあります。
And Curtain Callのスウィートで、クラシカルでモードな”white road”の世界を
お楽しみ下さい。